ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

日記20200629

月曜日。散歩しながら「空気階段の踊り場」と「さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ」を聞く。ついに鈴木もぐらがはなればなれに暮していた妻と息子を呼び寄せて高円寺で住みはじめたという報告に嬉しくなる。幸せに慣れてなさすぎて悪寒に襲われるもぐら、彼の未来に幸多かれ、と自然に祈ってしまう。この町で鈴木一家とすれ違いながら生活できるって最高だ。

さらばのほうは、匂わせ純猥談がナレーター(リスナー)・坂口ケンタウロスの仕事の都合でおやすみとなり、物足りなかった。都内で働く彼女が、5時起きで横浜の自宅から東京の職場へ通い、帰宅は20〜21時という話を聞いて、勝手にグッときたりした。一所懸命働いている一労働者が、仕事とプライベートの合間を縫って猥談ネタメールを読みあげていることに、一筋縄じゃいかない人間の力強さを見る。

やたらタイムラインで見かけるので『チェンソーマン』を読んでみたらすごく面白かった。「銃の悪魔」のスピードに肉薄しようかというほどの速さでストーリーが進み、登場人物が次々と死ぬので、息をもつかせない。あんなにアナーキーな世界観で、主人公が公安に”飼われている“わけだから、きっと国家や体制と戦う日が来るんだろう。

夕飯に和風ハンバーグを作ってもらっているあいだに、娘をお風呂にいれる。髪を洗われるのが嫌いで、毎日ギャン泣きされるのでしんどい。泣声が反響する浴室で、僕も叫んだり唸ったりしながら毎日髪を洗っているので、いつか通報されるんじゃないかと少し怯えていたりする。ハンバーグが美味しくて救いだった。

最近眠気が強い、梅雨のせいだろうか。