ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

日記20200627

昨日は久しぶりによく飲んだので昼前まで寝かせてもらってありがたい。昼飯を食べ、入れ替わるように妻と娘は昼寝へ。こないだ録画したMelodiX!の大森さんをチェックしたりする。番組主催のフェスの映像だったが、「ミッドナイト清純異性交遊」「マジックミラー」「絶対彼女」と3曲も聴けてラッキーだった。ライブ恋しいなぁ。

 

今夜は久しぶりにたくにゃんと飲むので、プレゼントを選びに近所の雑貨屋を回る。というのも、彼が結婚してから初めて会うのだ。こないだも妻と雑貨屋を見てあーだこーだ言って決まらなかったので、夜までの時間がラストチャンス。暑いなか、高円寺南の雑貨屋を回る。最終的にA店とB店で悩み、2往復した末に、新高円寺寄りのB店で購入する。AとBのあいだは徒歩10分弱あって蒸し暑いなか、なかなかしんどかったが、いい買物ができて嬉しかった。雑貨屋巡り、意外と趣味になるかもしれないと思った。

 

一旦帰宅して娘を連れて公園へ。たくにゃんと飲む前に、公園で娘と初対面させようという魂胆。久しぶりに会った彼は、娘というよりも僕に人見知りしているようで、3人ともぎこちなかった。たくにゃんがローソンでカットリンゴを買ってきてくれてたおかげで、娘との距離が少し縮まってよかった。娘を30分ちょっと遊ばせたあと、自宅に送り届け妻に託し、ようやく飲みに行く。

 

たくにゃんには主に批評同人誌『スピラレ』でお世話になった。2016年発刊のVol.6「障害者特集」の際、ふたりで大阪まで行って劇団態変を主宰する金滿里さんにインタビューしたのが思い出深い。多分、金さんへのインタビューは僕にとって人生初のインタビューで、あの経験で少なからず自信を得たからこそ、僕はライターになれた。その意味で、同人誌に誘ってくれたうえに、大阪までの旅費も負担してくれたたくにゃんには一生感謝したい。

大阪では西成に泊まったのだけれど、そのときのこともブログで軽く触れていた。

あの夜はあまりに怖くて、宿の共同便所に行くこともできず、ペットポトルに尿を溜めた、懐かしい。あの頃の僕と今の僕とでは、正直いってこれっぽっちも変わってないんだけど、それでも自分で家族を作っていて面白いなと思った。変わらないでいさせてくれる妻が偉大。

 

たくにゃんととことんとりとめのない話ができて楽しかった。これからの人生、どれだけとりとめのない話ができるかにかかっている。

 

帰宅すると妻も娘も寝てたので、ひとりこないだのサザンの配信ライブを見返す。やっぱり歓声SEには馴染めないし、さらにブーイングやアンコールまで“再現”されると居心地悪い。たしかにカメラワークが良かったりはしたんだけれど…配信ライブに求めることは“再現”ではない、と強く思った。

横浜アリーナに立てこもりライブをする様は、なんだか天皇譲位の一連の儀式をも思わせた、と言ったら大げさか。とにかく、無観客ライブは、極めて儀式性が強いように感じた。

しかし2時間弱のセットリストはすごく良かった。サザンはいつもメドレー含めて40曲以上を3時間半くらいやるので、見てる方はどこかで必ず集中が切れてしまう。どんなセトリでも「あの曲聞きたかったな…」と思ってしまうので、今回のようにすっきりと明確なセットリストを組んでくれるほうがずっといい。「海」「夕陽に別れを告げて」「シャ・ラ・ラ」の流れは最高だった。“サザンの「メジャーセブンス・バラード」の最高峰”(スージー鈴木)である「海」から、永遠の青春ソング「夕陽に〜」を経て、桑田と原由子のデュエットであるクリスマスソング「シャ・ラ・ラ」に終わるこの3曲こそが、僕にとってのサザンだ。

 

大森さんのおやすみ弾語りが道重さゆみへの提供曲「WHO IS BABY」だったのだが、これがえらくいい歌で眠気が飛んでしまった。

大森さんは提供曲もことごとく大森靖子シグネチャーが深く刻まれていて信頼できる。道重さゆみさんバージョンを買って聴いたが、今までの提供曲でいちばん道重さんの声にあってる気がした。

90年代、小室サウンドの記憶なのかな。