ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年の瀬に実感する焦燥と孤独

いつになく年の瀬の空気を感じられなかったのは、おそらく主夫になって子育てを始めたから。これまでの年末年始は、帰省すれば「おもてなし」してくれる母のおかげで年の瀬感をだらだらと享受できたし、母の死後も地元の友人と忘年会をすればなんとなく引き…

モンスターハウスの結末が悲しかった。

世の中にはびこる悪を撮ることと、人間がふだん隠している悪をわざわざ引き出して撮ることはまったく別ものだ。撮影者がはたらきかけなければこの世に生まれなかったはずの悪が現実に露出してしまったのならば、その悪と闘わないまま撮りっぱなしで終わるの…

みらいがこわれている

1ヶ月ほど前、いくつかの保育園を見学した。来年4月の入園のための申請期限が11月のとある日に設けられていて、慌てて何件か見てまわった。 公設の園は広く、思想が薄く、それが僕には気持ちよかった。だから、第一希望から第三希望までは公設公営あるいは公…

大森靖子の音楽と俺の人生のシンクロ率100%がたとえ一瞬だとしても「クソカワPARTYツアーファイナル 人見記念講堂」感想文

いまの俺は人生でもっとも大森靖子の音楽を必要としているときなんだな、ということがわかったツアーファイナルだった。 『クソカワPARTY』というアルバムにはこの1年で結婚し、出産・育児に突入した俺(と妻)にとって大切な言葉が詰まっている。 特に、《薬…

雪合戦禁止法

「雪合戦禁止法」を見て、やさしい気持ちになる。詩的なフレーズだと思った。 そもそも「合戦(かっせん)」は「敵味方が出会って戦うこと。戦い。戦闘」という意味の穏やかでない言葉だが(小学館 精選版 日本国語大辞典)、そこに「雪」の一字がかぶさると児戯…

粛々

ハロウィンの渋谷でトラックを横転させた連中が捕まったらしく、それを賞賛する声がTwitterにはあふれかえっていて、嫌だなと思う。ああいうお祭りの雰囲気に流されて気が大きくなった結果、人の物をぶっ壊したらお咎めをくらうのは当然だ。でも、彼らの逮捕…

自分がいや

音にいらだつことが多い、娘の泣き声、猫の鳴き声、隣人の生活音、家の中で聞こえるそういう音は俺をいらだたせる。音からは逃げられない。 しかし、俺自身もけっこううるさい人間で、いびきはかくし、鼻はずるずるだし、くしゃみはでかいし、家ではよく喋る…

娘に歯が生えたり、バスローブが必要になったり。

娘、やがて生後7ヶ月。1週間ほど前に下の歯(右)が生えてきたと思ったら、もう下の歯(左)も姿を見せはじめた。今日、風呂に入れてるとき泡のついた指をしゃぶっていたので口元から外そうとしたら、その歯に触れてしまった。もういっちょまえに硬かった。柔ら…