ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

トイレは落ち着く

トイレに入ってるとドアの向こうで猫が鳴く。鳴かれながらだと、トイレでゆっくり、なんて気持ちにもなりにくく、用が済んだらさっさと出てしまう。

 

トイレに長居してしまうタイプだ。トイレは落ち着く。これはひとり暮らしの時もそうだったし、外で用を足すとき変わらない。狭い個室のなかは、いつでも出られるという保証がある場合にはとてもリラックスできる。本を読んだりスマホを見ていたりすると、あっという間に30分はすぎてしまう。

タモリが「トイレで読書は理にかなってるんだよ、出しながら入れるから本の内容が頭によく入る」みたいに言ってるのを聞いて、トイレで本を読む自分は間違ってないんだと思った。

 

「トイレに長居」は、お尻によろしくないらしい。便を出そうと力んでなくても、パンツをおろして便座に座れば自然に肛門に圧がかかるとかなんとかで、痔になりやすいとかなんとか。ぼくは痔持ちなので「トイレはサッと済ませてください」と医者に言われるのだけれども、トイレはやっぱり落ち着く。ぼくにとってトイレは喫煙所みたいなものなのかもしれない。

 

ぼくや妻がトイレに入っていないときも、猫はトイレの前に座って鳴くことがある。トイレのドアをガシガシと叩いたりもする。猫もこのトイレで落ち着きたいのかもしれない。自分のトイレは落ち着かないのだろうか。自分のおしっこやうんちまみれの砂の上ではリラックスできないか。ぼくはやっぱり和式便所だったら用が済んだらすぐに個室を出てしまうな。