ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

余裕  ―障害者殺傷事件によせて

テレビは相模原の障害者施設で起こった大量殺人事件を、まったく身勝手な、英雄気取りの、歪んだ自己愛の持ち主が引き起こした、惨劇として取り上げている。到底理解できない男による凶行。亡くなった幾人もの犠牲者たちは「遺族の感情と要望に配慮」したう…

尿意

まだカーテン開けてない、というか起きてからずーっと横たわってるけど、今日がいい天気っぽいのはわかる。幼いころは起きたらすぐおしっこしてたのに、図体だけは大人になってからというもの、目覚めから何時間も小便にいかないことがザラだ。宵越しの小便…

お金

外着を着たまま電気はつけっぱなし、コンタクトレンズは入れたまま歯も磨かずに眠ってしまう日が続いている。さいきんの昼夜逆転生活を思えば、日の沈んでいるうちに眠気が来るのは明らかに良いことなんだけど、朝日じゃなくって蛍光灯に目を覚まされる丑三…

甘え

ひとむかしまえは非行少年に手を焼いている親の相談を主に請け負っていた組織が、いまではひきこもりやニートの子供に頭を悩ます親たちの駆け込み寺になっている、という話を飲み屋で小耳に挟んだ。金がなくっちゃひきこもったりニートにはなることはできな…

混濁

無職のくせに三連休を満喫してしまった。 3日のあいだ、あんまり睡眠をとっていなかったから、昨晩は21時くらいにテレビ見ながら寝てしまった。目覚めたら1時で、6時にふたたび寝て、9時過ぎに起きた。 朝、目が覚めたとき、映画館に入る夢を見ていたことを…

自分の歌声をひとりで聞くのが好き

今朝、町の様子を確かめがてら、散歩した。朝6時だというのに駅に向かう人が多くて、うつむかざるをえなかった。 BGMは自分のひとりカラオケ音源だ。iPhoneで録音した自分の歌声を聞きながら、うつむいて徘徊した。曲間、「あぁ、つまんね」というひとりごと…

オムライス

男がひとりで外食していい場所は、牛丼屋、ハンバーガー屋、そば屋、ラーメン屋、定食屋、中華料理屋に限られているので、その近所の中華料理屋のメニューに「オムライス」の文字を見たとき、俺は喜んだ。男ひとりでポムの樹には行けない。頼んでみると、う…

わさび

夏になると、「わさび味」のスナック菓子がたくさんお店に並ぶのでうれしい。「わさび味」好き。きのうスーパーに行ったらチップスターの「信州わさび味」が棚に並んでいて、買ってしまった。けっこう辛い。おいしい。しかし、山葵をひらがなに開くのは、な…

家庭に風穴を開ける 紫原明子『家族無計画』感想文

母と父は、8年に渡る別居の末に、死別した。晩年、僕と兄弟を東京に送り出し、ひとり広い家に住んでいた専業主婦の母は、父との同居を望み始めた。とつぜん女として、というより、ひとりの孤独な寂しい大人として立ち現われてきた母の想いを、大学をとっくに…

わからない

ツイッターしか社会を知る窓がないからよく眺めているんだけど、みんな、自分の正しさをある程度信頼して生きているなあと思う。街中ですれ違う、仕事場や学校で関わる、プライベートで会う人たちについてのいろいろな不満を、彼らはぶちまけている。自分の…

「ウミベの虚無僧」

きのうひとりで500mlのチューハイ4本グビグビ空けたらきょうは二日酔いでまったく横たわっていた。俺の二日酔いはだいたい副鼻腔炎の疼きを引き連れてやってくるから本当に何もすることができなくなってしまう。頭痛すぎて吐き気ヤバすぎて寝ることもできな…

酔っぱらいの文章

とりあえず、読めるものじゃない可能性が高いです。 酔っぱらったテンションで書いてまーすっ!みたいな文章をどっかで読んだから、酔っぱらって書いてみたけど、酔っぱらった勢いで書く文章なんてやっぱりしょーもなくないっすか??何度か試してみたけれど…

そうめん茹でて食べた

腹が減った。さっき食べたばかりなのに……と思いながらつけっぱなしのPC右下を見たら午後8時を過ぎていて、さっき朝飯兼昼飯を食べたのはミヤネの顔を見ながらだったので、まあ5時間ちょっと過ぎているなら腹減っても仕方ないわな、ていうかもうこんな時間か……

涼しい部屋

ずーっとエアコンつけている。エアコンをつける代わりに、部屋の灯りはなるべくつけないようにしている。いままだ日は落ちていない時間だけれど、さっきぶあつい雲がやってきて、周辺はうすぐらくなって、この部屋はまっくらになった。PCが眩しい。空が光っ…

あらゆる娯楽は明日のために

昨晩はニコ生でNMB48渡辺美優紀卒業公演を見たんだけど、めちゃくちゃ満足度の高い時間を過ごせた。かわいい女の子たちが歌って踊るのを見るだけで、しあわせになれるってことを、ずっと忘れていた。 「ジッパー」という曲は、渡辺美優紀、白間美瑠、渋谷凪…

この町

電車を降りてホームを歩くと、ベンチのうえにはかじりかけの長い長いフランスパンが1本腰かけていて、地面にはエルメスのスカーフやファミリーマートのレジ袋がはりつき、柱のそばにはちょびっとのゲロがこぼれていた。あざやかな紫。 改札を抜けてすぐの、…

『シリア・モナムール』と『FAKE』を見た。(ネタバレ過敏なひとは読まない方がいいかも)

7月1日映画の日はドキュメンタリーを2本見ました。『シリア・モナムール』と『FAKE』。どちらも愛についての物語として見れて、すごくよかった。 亡命し、内戦下のシリアには戻れず、パリでむなしく苦悩しながら過ごす映画作家オサーマ・モハンメドと、自由…

森達也『FAKE』感想文(ネタバレあるっぽい)

煙草を吸うため、開け放たれた窓。カメラがベランダに立った瞬間、マンションからほど近くを走る列車が画面を横切って行く。のちにわかるが、ふだん閉めきられたこの薄暗い部屋にも、線路のうえを流れる列車の音は侵入してくる。しかしその男にその音は聞こ…

かもかもリバーにグッバイエンナイ!!

札幌。最後の夜、彼の家への帰り道で僕は、ナンパしてくるわ! とうそぶき、すすきのに戻った。僕にナンパなんてできるわけもないのに、彼らもそう思ってるくせに、僕が釣果を得られるなんて思っちゃいないくせに、「おお頑張ってこいよ」と言って、僕を見送…