ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

混濁

無職のくせに三連休を満喫してしまった。


3日のあいだ、あんまり睡眠をとっていなかったから、昨晩は21時くらいにテレビ見ながら寝てしまった。目覚めたら1時で、6時にふたたび寝て、9時過ぎに起きた。


朝、目が覚めたとき、映画館に入る夢を見ていたことを思い出した。ある男と入った劇場は、とあるデパートのおもちゃ売り場を通り抜けたところにあって、その日は『トゥモロー・ワールド』と『ゼロ・グラビティ』の二本立てをかけている。
夢から覚めたとき、この映画館に実際に行ったことがある気がして、でもやっぱりただ単にえらくリアルな夢だったような感じもあって、都内の映画館を検索してみたけれど、俺の行ったことのあるシアターで、夢のそこに該当する場所はない。
夢の映画館はおもちゃ売り場を抜けたところにあった。


さっき、使うつもりだった皿を見つけられなかった。俺の家にはひとり暮らしの男が使いまわせる程度の最低限の食器しかないし、収納スペースも食器量に見合ったものだから、見つけられない、というのはどうにもおかしなことだ。
一応ベッドの下も覗いてみたところで、ようやく思い出した。俺はその皿をだいぶ前に割って捨てていた。
もう100円ショップで買ったあの皿は、いまはもうなかった。
あの皿を買った、大きな100円ショップも、いまはもうない。

 


生活リズムの崩壊で夢と現実と過去と現在の混濁した午前中だった。
午後は未来のために活動せねば。