腹が治る
先週の火曜日から腹痛と下痢に悩まされ、木曜日医者に診てもらったら「週明けには治ると思いますよ」と言われて本当に今日ほぼ治った。問診と触診だけで見通す医者すごい。
しかし下痢のせいで痔が終わった(あーどうしても言いたくなるなあ〜〜〜〜)。ずっと見ないふりをしてきたお尻の疾患、今回の集中砲火で完全に終わった(めっちゃ言いたい…………)。もう俺の尻は医者のメスなしではどうにもならないのだと、頭ではなく腑の方で納得した。俺の尻はずっと終わっていたのだ(言いたいよお!!!!!)。痔・エンドである(スッキリ)。
しかしやっぱり医者はすごいんだろうなあ〜。たくさん勉強してたくさんの患者を診ているから、やっぱり彼らの言うことはおおむね正しいんだろう。これまでの俺は医者のことをあんまり信じていなかったことが、今回病院に行ってわかった。
俺が医者を信用できてなかったのは、今までかかってきた病院の医者がことごとくダメだったからかもしれない。蓄膿症が辛いと言っても花粉症が辛いと言っても毎回「点鼻薬すれば治るので一にも二にも点鼻薬、しっかりやってください」しか言わない先生。こっちが大森靖子好きだからっていつまでも点鼻薬に頼ると思ってたら大間違いだぞ(大森靖子HPによれば、大森さんは点鼻薬が好き)、薬飲んだら一発で良くなるじゃねえか。
痔を診てくれた町医者は、俺が診察室から出ると入れ替わって入ってった別の患者に「あの人は若いのに酷い痔なんだよ」と言っていた。待合室まで丸聞こえである。守秘義務皆無だ。この病院はいつの間にか廃業していた。
去年はじめて行った歯科にも驚いた。帰り道、ふと舌で治療跡を撫でると、金属片に触った。何かと思って指に乗せると螺旋状の小さく鋭利な銀色の塊だった。電話して聞いてみるとさっきの医者は「あ、心配いらないですよ、治療中に一回ドリルが割れたんですけど、その先っぽを吸引し損ねただけです」と笑いやがった。いや、ドリル割れたのはしょうがないし、吸引し損ねることもあるだろう、でもさ、まず謝ってくれよ。俺がどんな思いで電話したと思ってるんだ。しかしこの歯科医院はとても評判が良いので、俺がたまたま運悪く変な医者に当たっただけなんだと思う。すげえチャラい陸サーファーおじさんだった。
医者運の悪い俺も、今回は珍しく親身になって聞いてくれるうえに大変正確に患者を見通せる医者に出会えた。もしかしたら今年は医者運がいいのかもしれない。だから、痔を治すなら今年がチャンスだ。そうやって思い込みを増やして増やして俺は手術台に近づいていく。
ほんとは思い込みではなく、良い医者に出会うために情報を集めるべきなんだろうけど、良い医者がどこにいるのかって情報は、どこに行けば得られるのか皆目見当つかない。