ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

ふたり

結婚しました。「夫〜〜〜!」、「妻〜〜〜!」と言い合うのにハマっている。

 

結婚する前から一緒に住んでいたので、劇的な変化はない。でも、結婚報告をするたびに「おめでとう」と言われ、おめでたいんだなと少しずつ実感する。なんでこの人たちは、僕なんかのしあわせを「おめでたい」と思ってくれるんだろう、と不思議に思う。

 

妻は僕の人生を変えてくれた。去年の10月くらいまでは、ほんとうにまったく働かず、日々をベッドの上で溶かしていた僕を徐々に社会へと接続してくれたのが彼女だ。妻は世の中には楽しいことがたくさんあると、僕に教えてくれる。僕のポテンシャルを信じてくれる。僕を見守ってくれる。僕を愛してくれる。最高だ。

僕も妻の人生を変えた。緑道で佇む彼女の姿が忘れられない。煮え切らない僕に小さい体でしかし真剣な表情で僕が必要だと訴えてくれた。僕が必要とされていると実感できたのは、あの時が初めてだった。

まじめな妻と、マイペースな僕はとてもいいバランスで釣り合っていると思う。

 

付き合っている時、ふたりでほんとうによく歩いた。ビールを飲みながら、手を繋ぎながら、時に雨に濡れながら、何を話してたかは覚えてないが、ずっと話しながら歩いていた。これからはテーブルに向かい合ってお金のこととか人間関係のこととか話し合わないといけない。ふたりで互いを補いあいながら生きていく。僕はひとりじゃ生きていけないから、彼女とふたりになることにしました。しあわせです。

 

「ひとつ恋でもしてみようか」というタイトルでブログを始めたら、ほんとうにひとつだけ恋ができた。