ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

生きてます

転居やら取材やら原稿やらで、しっちゃかめっちゃかな1ヶ月だった。恋人との同棲が始まったり、猫との共棲がスタートしたり、素敵なことも多かったので、それに関する心の流れみたいなものを書いておきたかったけど、日々にかまけて疎かにしてしまった。

しかし、この生活をしているのは本当におれなんだろうか。

 

いま、おれはライターを名乗っています。とはいえ、それだけではまだまだこれっぽっちも食ってけない。仕事が欲しい。と思ってしまっている。去年のおれはこんな気持ちになるなんて、まったく想像していなかった。

 

恋人と暮らし始めたので、親からの仕送りはストップする。でもおれはずるいので、まだ父には同棲を始めたことは言ってない。夏に、「秋には同棲する」とは言った。でも同棲してるよとはまだ言ってない。

ただ、来月には前の家の家賃が引き落とされなくなるので、父は気づく。なので、今月が最後の仕送りだ。

おととし死んだ母の墓が、来月ようやく完成する。そのタイミングで帰省するので、その時おれは父親に「仕送りいままでありがとう」と言わなくてはならない。

 

今のおれを見たら、母はとても喜んでくれると思う。就活をやめ、母にうわごとのように語っていた将来像みたいなものに、いまのおれは近づいている。母が生きていたらきっと喜んでくれた。

 

転居のために部屋を片していたら、母からの手紙が見つかった。捨てたと思っていたのにあった。読んで、もちろん泣いた。久しぶりに、母のために流した涙だった。最近のおれはしあわせすぎて、母を悲しんでいなかった。

 

いま、おれは恋人が温めてくれたベッドの中に横たわり、腹のうえに猫の体重を感じながら、これを書いている。

 

猫のためにベッドを買ってやりたい。

この家には暖房器具がまだないので、早く買わないと凍えてしまう。

取材に使えるいいカメラが欲しい。

金が要る。

 

最近は、財布から金を出すのに痛みが伴う。発泡酒も1日1本になりました。昨日、安上がりだろうと思い、ウイスキーのボトルを買った。今日は、恋人が漬けた梅酒のお湯割りを飲ませてもらったし、ウイスキーをダブルで飲んだし、発泡酒も飲んだので、なんだかんだけっこう飲んでるな。

しかし眠気はなくて、少し高ぶっている。

 

恋人の連れ猫は無事に懐いてくれてとても嬉しい。

最近はおれが忙しくて(おれがせわしい!)恋人といっしょのタイミングで寝られないのが少し寂しい。いま住むアパートは2LDKもあるので(田舎なので家賃が安い)、おれがリビングで仕事をしていると、恋人は寝室に引っ込んで猫と寝てる。

 

ちょっと前までは、ワンルームで、恋人の寝息を聞きながらパソコンをかたかたしてたのだ。

恋人が寝ている寝室にこっそり入るのは少し楽しい。