ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

きょうのこと

この秋から恋人と同居する。部屋の契約はもう済んでいる。今日は俺ひとりで鍵を受け取り、部屋を確認してきた。東京から離れてることもあって、家賃のわりに部屋数が多い、3DK。がゆえに、ベッドをどの部屋に置くべきか迷っている。入居は2週間後。

 

日の暮れかけた部屋は薄暗い。緑の山が西日で霞んでいる。月が浮かんでいる。感傷に浸る間もなく、部屋の寸法を測る。汗だくになる。恋人にLINEで逐一報告する。3部屋もあるが、どれも似たようなサイズだ。全体としては真四角な間取り。実家以外ではワンルームにしか住んだことがないので楽しみだ。

 

 

行きの電車ではナルコスを1話消化した。ひとつの家族が爆発に怯えるオープニングで、ひとつの家族が爆発で損なわれ放心するというエンディングだった。家族と社会、そして戦争について考える。

戦争においては、絶対正義な陣営は存在しないし、絶対的な悪もありえない。ことの発端に絶対正義や絶対悪があったとしても、複数人関わってしまえば、すべての社会事象は正義と悪の二元論では割り切れなくなる。俺はそう思う。俺は正義でも悪でもなく、凡庸で平凡な夫になりたい。

 

不動産屋で鍵を受け取る。入居してすぐに屋根の工事が始まるらしいので、それだけが残念。

 

部屋に行く前にビールを1缶買った。部屋でひとり感傷に浸ろうと思ったのだ。なんかセンチメンタルな曲でも聴きながらビールを飲もうとしていた。

しかし部屋の間取りを測ってる間に室内は真っ暗になってしまったし(何もない部屋が真っ暗だと恐い)、恋人の待つところへ早く帰りたいし、大森靖子ライブ配信も見たいし、ということで、そそくさと出てきてしまった。ビールは一息に飲み干してしまった。ちなみにBGMはくるりの「リバー」と「ハイウェイ」にしてみたけど、まったく気持ちにそぐわなかった。これから好きになる曲はこれまでとはまったく違うものになるかもしれない。感傷に浸りっ放しの人生だったが、これから先は、そうはいかない。「これから幸せしかやってこないのよ!大変なことになってしまうわよ、これからの私は」(©︎愛子さん)なので、感傷に用はない。

 

帰りの電車でこれを書いていた。今住んでる部屋の最寄駅から新居の最寄駅までは2本の電車を乗り継いで、1時間かかる。今ちょうど乗り換えた電車が出発したところ。