ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

休肝日

電車で帰ってきて、自宅とは反対の方面にあるツタヤに寄ってマンガを借りる。宇治金時を食べるつもりが店先のベンチは親子で占められていたのでたい焼きを買う。駅前に戻ってスーパーで夕飯の買い物をする。帰り道で食べるためのアイスを物色する。食べたかったスイカバーがないので、代わりにシチリアレモン味のパピコを買った。八百屋にも寄っていろいろ買う。パピコを分け合い、食べながら歩いて帰る。日が当たって暑いから路地を通って帰ろうと言われたので賛同する。背中に西日が当たっていた。猛烈にというよりじわじわ暑い。商店街から脇道に入る。幾分暑さが和らぐ、口の中は爽やかな冷たいレモン味に満たされている。しかし、自宅に着くためにはやはり背中に西日を浴びなくてはならないので、結局また日射を背筋に受ける。こないだの「水曜日のダウンタウン」で「大人が本気出せば影だけ踏んで帰れる説」を実証するために芸人・あかつがまわし一丁で影だけを踏みしめながら帰宅していた。影のまったくない道に行き当たった彼は、通行人の影を踏むことで難を逃れていた(結局これはルール違反として以後禁じられた)。それを思い出した俺は、隣を歩いていた彼女の後ろに回り、自分の影の中に彼女を入れてやった。前を行く彼女がわざと首を右にかしげるので、それに合わせて俺も首を傾けた。振り返った彼女はいたずらっぽく笑った。ふたり一列になって小径を歩きながらパピコを食べるのは子供っぽくて楽しい。大きなリュックサックを背負った彼女の小ささがそう思わせるのか。車道を渡るとき、横並び戻った。自宅に着く前に、ふたりともパピコを食べ終わってしまう。彼女は眉を八の字にして悲しがってみせた。

家に着いたらすぐに水シャワーを浴び、なんやかやして、洗濯物を畳んだり干したりしつつ、ゆるふわギャングとか欅坂46YouTubeで聞いた。彼女はその間台所にいた。ワンルームに戻ってきた彼女は「あ!」と思い出してテレビを点ける。最近見ている大相撲が始まっていた。俺の好きな碧山の取組が終わったところだった。ケガをした宇良はあっさり負けてくれた。白鵬が大記録を樹立した7月21日は、夏休みみたいな1日だった。

 

今日は久しぶりに酒を飲んでいない。