ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

ちんぽこ

「オマエちんこでかいもんな」

どういう話の流れでそう言われたのかぜんぜん覚えていないけど、言われた瞬間から酔っぱらいの記憶は鮮明になっている。なんで君らは俺のちんぽこを知っているんだ!

高校以来の付き合いな友人たちとは温泉に入ったこともないし、俺はツレションも嫌いだったし(正確に言うと、ツレション嫌ってる俺が好きだった)、彼らがなんで俺のちんぽこのサイズ感を知ってるのか、まったく身に覚えがない。

 

聞いてみれば、酩酊した俺はパンツもろともズボンを下ろしてちんぽこを出したことがあるらしい。2,3回。まったく記憶にない。

高校時代、暗く人気のない農道をひとり歩きながら「全裸に夜風を受けたい……」と思ったことはあるし、銀座のホコ天をふらふらしながら、全裸で歩いたら気持ちよさそうだな、と、心のなかでつぶやいている自分に気づいたことがあったので、自分のなかの未だ全容を露わにしていない露出癖は自覚していたのだけれど、すでに開陳していたとは知らなかった……。

まあとにかく俺は、高校時代から数えて8年の付き合いになる彼らにちんぽこを見せた記憶をまったく持たないから、昨夜はたいそう面食らった。俺のちんぽこを目撃したときの彼らのリアクションを覚えてないことを悔やむ〜っ!  あのイケメンは俺のちんぽこを見てはじめて俺に嫉妬を覚えたのかもしれない、だったらやっぱりその瞬間の表情はこの眼に焼きつけておきたかった……。

 

 

いつかマツコ・デラックスが「頭悪いし貧乏だしつまらない男なのに、なぜか自信あるヤツっているじゃない、あいつらの自信って自分のちんぽこに対する自信なのよ」みたいなこと言ってて、なるほどなあ〜と思った。

 

俺のちんぽこは特段でかいとか美しいとか強いとか、そういう資質を備えているわけではないけど、俺は俺のちんぽこ好きだから、それはけっこう俺の自尊心みたいなものを支えてくれてるような気がする。俺の大黒柱。黒くはないけど。

 

黒人のペニスと対峙しない限りにおいて、俺は俺の自信を保っていられるだろう。