ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

そうめん茹でて食べた

腹が減った。さっき食べたばかりなのに……と思いながらつけっぱなしのPC右下を見たら午後8時を過ぎていて、さっき朝飯兼昼飯を食べたのはミヤネの顔を見ながらだったので、まあ5時間ちょっと過ぎているなら腹減っても仕方ないわな、ていうかもうこんな時間か……と思いながら、電気ケトルで1リットル、フライパンでまた1リットル湯を沸かした。そうめんを茹でるには2リットルの熱湯が必要らしいので、いつもこんなふうに2ヶ所で湯を沸かし、沸騰した水をケトルからフライパンに注ぎ足し、そこにそうめんを入れる。
2分から3分でいい感じに茹であがるらしいことがそうめんの袋には書いてあるので、そのとおりにする。2分半にする。踊るそうめんを見ながら、150まで数えることにした。そういう変わったやり方をひとつ持っていた方が、ブログに書きやすいな、とおもったからそうした。でもけっきょく80くらいまで数えたとき「いまのうちにめんつゆを水で割っておこう」と思いついて冷蔵庫を開けたそのあいだに、何秒か数え忘れてしまった。
俺は急いでシャワーを浴びる朝はいつも10分以内に上がるぞ、ということで1から100までを6セット、声に出して数えることにしている。さいきんは急いでシャワーを浴びることもない。
まあべつに自分の口で確かめればいいから、割り箸で何本かつまんで食べてみたらちょっとやらかいかな、って感じだったので慌てて、たくさんを割り箸でつまみながらざるに上げた。ざるに上げているあいだも、フライパンのなかでそうめんは踊っていて、急がないとどんどんやらかくなってしまう。流し台の、蛇口の下にざるを置いて、冷水をかけながら熱湯ごとざるにこぼしてしまったほうがはやいのに、なんでわざわざ割り箸でつまむのかといえば、さっき湯が湧くまでのあいだ洗い物をしていて、そのときに、詰まった排水口から流れずに溜まった水が、まだ流れ去っていなかったからだ。さいきん買った排水口用のネットは網目がこまかすぎるのか、すぐに水を通さなくなってしまう。これを書き終わったら、ネットを交換しようとおもっている。
ちなみに、なぜフライパンでそうめんを茹でるのかといえば、この部屋に鍋はなく、ふつうの丸いフライパンと卵焼き用の四角いフライパンしかないからだ。むかし持っていた鍋は、前に住んでいたアパートで、なんでだったか捨てた。思い出した。大掃除したときにバケツ代わりに鍋を使って、使う前は洗えばいいやと思っていたのだけれど、窓枠のほこりをたっぷり溜めた、水道管の汚れに満ちたことのある鍋で、カレーをつくるのはやっぱり気が引けてしまって、いちど汚れてしまったその鍋は風呂場にそのまま放置され、けっきょく引っ越しの折に捨てたのだ。どうせ次に住む部屋はガスコンロだから(前に住んでいた家はIHだった)、コンロ用の鍋買うし、と思っていたのだけれど、フライパンで用は済んだし(カレーもフライパンの容量でギリギリおさまる、なみなみ)、そもそもコンロはひとつしかないから、例えば味噌汁作りながら野菜を炒めるなんてこともできないので、どうでもよかった(味噌汁もフライパンで作る)。卵焼き用の四角いフライパンが家にあるのは、上京する際に母が卵好きの俺に「こんどそっちに遊びに行ったとき、卵焼きでもつくるよ」と言って買ってくれたからだ。たぶん彼女は、遠く離れた息子に会いに行く口実みたいなものをつくりたかったのだろう。卵焼きは日常的なもので、だから、あえてそれをつくるためだけの道具を持たせることで、彼女が、何気なく俺の家を訪ねるきっかけにしたかったのだろう。しかしいろいろあって、彼女は東京の俺の部屋には数えるほどしか来なかったし、フライパンを握ることもなかった。
そうめんの入ったざるを、それより一回り小さいボウルの上に置き、めんつゆの入った汁椀をこのPCの乗ったテーブルの上に置いて、また台所に戻り、冷蔵庫から麦茶ときざみのりを取りだした。

 

 

すこしやらかくなったそうめんを食べながら麦茶を飲みながら、こないだ放送された「ドキュメント72時間 京都・鴨川デルタ、青春の日々」を見た。
2束あっというまにたいらげてしまって、腹はいい感じに満たされた。動画の再生時間を確かめたらまだ13分しか経っていなかったけれど、成人男性が13分でそうめん2束食べるのは、食べるスピードとして早いのか遅いのかわからない。でもまあ、1束あたり340キロカロリーなので、680キロカロリーを13分で食べてしまったのなら、それなりに早いような気がした。
食べ終わってから、卵焼きつくって細く切ってそうめんといっしょに食べるつもりだったことを思い出した。