ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

高畑充希の演技オードブル 「とと姉ちゃん」第34話の感想文

ゴールデンウィーク前から昼夜逆転生活に戻ってしまって『とと姉ちゃん』をオンタイムで見れてなかったのだけれど、昨日から朝起きるように無理やり切り替えて、今朝いままで見逃してた分を一気に見て、昼の再放送でようやく追いついた。

 

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第34話は、主人公・常子を演じる高畑充希がすごくよかった。
ととが勤めていた会社の社長を、常子はいたずらっぽいつくり笑顔でもって「訊問」し、生前ととが、かかの母親であり常子たちの祖母にあたる靑柳滝子(大地真央)に、毎月欠かさず小橋家の近況報告の手紙を送っていたことを聞き出す。かかを、駆け落ち同然で靑柳家から連れだしたことを悪く思っていたととの、せめてもの償いの気持ち。かかと滝子を仲直りさせたいという思い。
ととの思いをはじめて知ったファザコン常子は、社長さんを置いて駈け出し、滝子の元へ行き、「お話があります」と言うのだけれど、滝子はそれを突っぱねる。構わず常子は毅然とした表情で座り込み、お話させていただけるまで私はここを一歩も動きません、と言う。ととが死んだときですら、笑顔を崩さないように必死で頑張っていた常子が、はじめて笑いと困惑以外の、怒りに近い(怒りではない)表情を見せるこのシーンはすごく良かった。
常子の熱意に根負けした滝子と向かい合うところの気迫にも目を見開かされる。かかを演じる木村多江のどこか弱々しい顔とは違い、くっきりした顔立ちの高畑充希が、大地真央が相対すると画面に緊張がみなぎる。また、おばあさまにお願いをするときのセリフの間の取り方とか緩急のつけ方が絶妙で思わずうなってしまった。物語のどーのこーのよりも高畑充希すげえ!という感動が勝っていた。
無事、自分の思いがおばあさまに伝わり、自分の「ために」、かかとおばあさまが仲違いしたと知った常子は一気に顔を崩して嬉し泣きしたかと思えば、自分の「せいで」ケンカになったと気づいて悲し泣きに変わる。
たった15分のドラマのなかで、たくさんの演技を/に、見/魅せられた視聴者はみんな、滝子の言う「忙しい子だね」のセリフに心底うなずいたに違いない。高畑充希の演技のバリエーションがこれからもたくさん見れるかと思うと、期待も高まる。

 

早起き続けよ……。