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ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

変わらない変われない

昨秋のメモ。
「散歩していたら、ある店の前に置かれた黒板に『お散歩しやすい季節になりましたね。むしろ夜は寒いくらい!』と書かれているのを見つけてしまい、少し落ち込んだ。おれの気分が上がってるから散歩しているんじゃなくて、散歩の季節だから散歩している(気分が上がっている)だけなんだなと思ったから。それに、散歩って世の中でメジャーなレジャーなんだなと思って自分の散歩好きはべつに珍しいことじゃないのかって、また少しイヤんなった。
店の中に目をやると、そこではペットが気持ちよさそうに毛づくろいされていて、なるほど、そこはトリミング店だった。黒板の言っていた「散歩」って人間のためのじゃなくて、犬のためのだったんだ。
おれはおれを飼いならす、おれを散歩させる」



きのうの深夜、ツタヤの返却ボックスにDVDを投函した帰りに、近くの公園へとひさしぶりに足を向けた。紅葉の季節、やたらと歩いたあの公園にさいきん行ってないのは、ひょっとして恋人と別れたショックを、知らず知らずのうちに受けていて、だから外出が億劫になっているそのせいかも、と思いながら歩いてたら、くしゃみが出た。あ、花粉症だから散歩しなくなったんだった、と思い出して、秋とおなじように、また少し落ち込んだ。俺はまだ、じぶんを飼いならせてないよ。養うことすら。