ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

恋してる相手に送るべきLINEやメールの内容や文体が分からない彼のために知恵を。

ここ数日やけに指先が冷えてしまって、タイピングをするのも億劫です。しかし、いちど書き始めてしまえば、書き終わるまでノンストップ、こんなもん思考の垂れ流しだから、いちど力んじゃえば止めどなく出ちゃんです、もはや止めようがない。小便といっしょです、この文章は。(ちなみに昨日のブログはそれなりにがんばっているので、読んでほしい)

 

しかし小便のように気軽に出せない文章もあります。メールやLINEといった、一対一のコミュニケーションにおける文章がそれです。このブログのような不特定多数に見られる文章はどうでもいいんですよ(多数には読まれてないですが!)。語弊があるかもしれませんが、ひとりひとりの読者の方たち全員に配慮した書き方なんて不可能だから、最初っからそこは放棄して、じぶんの書きたいように、出したいように垂れ流すだけだから、ラクチンなんです、こういうのは。好きでやってることだしね。これで食っているわけじゃないし(食えるわけないし)。
ところが、一対一のインターネットを介したコミュニケーションはとても難儀です。三日間出ない大便をひねり出すより大変です。なぜか。

 

メールやLINEはレスポンスの速さが求められるからです。ブログは出しっぱなしでいいけど、メールやLINEだとそうはいきません。
オンラインメッセージのやり取りだと、レスポンスが遅いことがすなわち言外のメッセージになってしまう。つまり、何か相手がデリケートな話題を出したとき、どう返したらいいか迷っている時間、そのタイムラグが広がるほどに相手は「ああ、私の文章なんか変だったかしら」とか「私がちょっと攻めたらすぐたじろいじゃって…そういうとこ子供よねえ」とか思っちゃうわけです。そのことは理解しつつも、下手な文章は送れないから悩む、焦る。けっきょくろくでもないLINEを、メールを送ってしまう。素直に思ったことを言ったほうがまだマシだったわ、とかおもうけど、その一瞬後に「そもそもおれは素直に何を思ったんだっけ」となります。地獄です。


この問題に対処する方法はひとつ思い浮かびます。それは「オフラインで関係を築く」に尽きる。たとえば、会社の上司とか、ゼミの友達とか、親とか、そういう人たちとオンライン上でテキストのコミュニケーションをしてたって、返信には迷いが生じることってそんなにありません。相手との関係性が自明のものだから、送るべき内容それを伝える文体はある程度決まっている。いい大人じゃないぼくが言うのもなんですが、いい大人の男が、会社の上司に「そりゃないわ」とか親に「愛してるよママ」とか書いて送らないわけですふつう。
世の中にはテンプレって便利なものがあって、それぞれの立場と、お互いの関係性から考慮された最適な文章例がある。だからオフラインで互いの役割と関係がしっかり築かれている場合には、LINEやメールで返信を迷って1時間過ぎてしまうとかあんまりないと思うんですよね。もし1時間迷うことがあったとしたら、それは相手があえて迷わせるような文章を送ってきてるか、こっちがウソをつきたいからかのどっちかです(あるいはどちらかがバカか、どちらもバカ、という可能性もあるかも)。
また、関係性がしっかりしていなくても、オフラインの文通なら、ある程度時間に猶予があるから比較的問題ないとも思います。

いや、もしかしたら、そもそもぼく個人のコミュニケーション速度が、文明の生み出したサービスの提供するコミュニケーションの可能速度に追いついてない、それが問題なんであって、オフラインでの関係構築がうまくいっていないこととは何の関係ないのかもしれません。ここまでの文章は、クソの役にも立たないものだったのかも……。


とはいえ、ここまで書いた文章を下書きに保存して改めてきょうのブログを書き直すのは非常に面倒なので、先へ進みます。

では、オフラインでの関係性が構築されていないのに行われるLINEやメールのやり取りについて考えてみましょう。
それはすなわち、恋愛関係に至る前の駆け引き、ということになると思うんですけど、それはここまで言わなくてもここまで読んでいただけた方はなんとなく察しがついていたんでしょうけど(察せていない人はこの記事のタイトルを見直してほしいです)、それって面倒じゃないですか?

ぼくは久しく「おれいま恋愛してるぞやっほーい!」ってなってないのでわからんのですが(LINEが誕生して以降、恋に落ちていない…)、恋愛が始める前の、恋愛関係を始めるための、つまり恋を成就させるためのLINEやメールのやり方っていうマニュアル、あるんですかね? 書きながら思ったけど、たぶんあるんでしょうね、ぼくがいままで必要としなかったからわからんだけで。そういえばファッション誌の白黒ページにあった気がしますそういう特集、でもファッション誌は2ヶ月に1回の美容室でしか読まないのでよくわからんのです、あと、美容室でああいう白黒ページはなんだか恥ずかしくて読めません。

しかし、対面での異性との会話っていうのは街に出ればいろんなサンプルが得られる一方、LINEやメールで恋してる相手にどんな文章をどんな文体で送ったらいいのかって教材はやっぱりあまりにも乏しくないですか? だから「センテンススプリング」が揶揄されると思うんですよね。ふつう「センテンススプリング」とか言ったらひかれるかも!って判断がはたらくと思うんですよ。いや、これって、文章がどうこうってより、恋をすると人は頭がおかしくなるっていうサンプルか……。
とにかく、異性との(恋仲になりたい相手との)テキストのやり取りにおける「正常」とか「イケてる」の感覚があまりにも共有されてないと思うんです。「キモい」だけがある気がする。


たぶんこれって、たくさんの文章を、たくさんの女性の方々に送って、実地に学んでいくしかないんでしょうね。しかし、この恋を、いまこの恋を逃したくないという青年がいた場合、彼は相手にどんなLINEを、メールを送ればいいんでしょう、彼女を逃してしまったら彼の人生はきっと一生不毛なのです、だからせめて、やりきった、という実感が得られるような努力がしたい。でも、このいまの世の中じゃ、どんな文章・文体がイケているのかまったくわからなくて、彼はきっと途方に暮れるばかりだと思うんです。

 

だれか、彼にかっこいい、相手をキュンとさせるLINEやメールの文章を教えてやってください。