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ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

あなたの愛の容量からあぶれた人は、あなたの愛に殺される

ブラック企業だからといってきょう働かないとあしたがないから辞めるわけにもいかず、歯食いしばって働いている人がいる一方で、ニートになってしまって、あしたも働かないからきょうがなくてただただ歯を噛みしめている人もいて、バランスが悪い、世界はあまりにもバランスがとれていない。
国境なんてなくしましょう、差別なんてなくしましょう。あらゆる境界を取っ払うことが平和につながると思ってたのに信じていたのに、それが無理だと分かったとたん、揺り戻しがあまりにもキツい。世界はいつもそうやってどっちかに振り切って、その反動で同じだけかつて信じていた方向と逆に振り子を戻す、バランスなんて取れたことがないこの世界は。

勉強したって動いたってその末のしあわせが想像できない、もうさあ、みんな止まって、せめてこれ以上悲惨なことになる前にいまここにとどまってみんなで死ねばいいんだよ。
そうしようって約束しても、たぶん、誰かが急に駆け足していい思いして、それが羨ましくなっちまったみんなが、抜け駆けしたやつを追いかけちゃって約束は破綻する。

友達100人できるかななんて歌わなくなった子供たちはしあわせなのか、ともだち100人なんてかんたんにできてしまうことがわかってしまったけど、それでしあわせですか。


25歳にもなって、こんな文章しか書けないことは、もちろん恥ずかしいです。もっと世界と闘って、じぶんに心地よい世界をつくるために汗水垂らして、その末に絞り出されるような言葉の方が美しいに決まっている。なんで決まっているのかといえば、おれはそうやってがんばっている人の言葉の方が好きだから。好きだけど、いっしょにはなれない。


必死で働いた後の酒が世界一うまい、それは嘘だ。それは辛かったぶんの揺り戻しとしての酒が相対的に気持ちよく感じられるだけで、酒はいつだってうまい。おれがたまに飲む酒はいつもうまい。みんな、働かなくたって酒はうまいってことに気づくのが恐いんじゃないの。

はたらくのって楽しいですか、家族つくるのって気持ちいいですか。おれにはわからないんですよ。その楽しさが、気持ちよさが。なんでってはたらいて楽しそうな人、家族つくって気持ちよさそうな人、そういう人ってとっても少ない。労働も結婚も出産も養育もギャンブル。みんな堅実なように見えて、案外ギャンブラーだなあとおれは思っているよ。

世界がより良くなるか、そんなことは私には関係ない、私はただ、じぶんと、じぶんの愛する人を守れればそれでいい。
それこそが、誰かを不必要に不幸にしていませんか、あなたの愛の容量からあぶれた人は、あなたの愛に殺される人です。


愛なんて不安定なものを拠り所にするのが恐い、だから、おれは愛すべき人を失った。



最後まで読めましたか、あなたが顔も見たことない、名もなき無職者の戯れ言をここまで読めましたか。
おれはけっきょく愛されたいだけなんだな。読んでほしいんならもっとちゃんとしなきゃダメだな。


あなたの愛のメモリが空いてるならおれを入れてもらえませんか。