ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

雑記

子供の勘違い

「どうしておなかがへるのかな/けんかをするとへるのかな/なかよししててもへるもんな/かあちゃんかあちゃん/おなかとせなかがくっつくぞ」(「おなかのへるうた」) 小さいころこの歌を聞いて歌ってた僕は「お腹と背中がくっつく」のフレーズの意味を誤って捉…

報告

「実家出ると親と妙に仲良くなったりしますよね」って言葉を聞いたけど、俺は真逆だった。 実家に住んでいるころは、母とよく話していた。喧嘩も多かったが、翌朝にはどちらからともなく歩み寄ることができた。俺も毎日いろいろなことを話していた。友達の愚…

AbstracTokyo

心が鬱々としているときは死にたいなあとか消えたいなあとかぼんやり思うもんだが、実際に体調が悪くなると死にたくないよおと泣く。 でも最近は心が鬱々としているときでも死にたくないなと思っている。死にたくない。死んでほしくない。こういうのって、死…

風船

橙色のゴム風船が駅東口の吹き溜まりで風に巻かれ行き場をなくしていた。仕事に向かう恋人を改札で見送り、自宅に戻るときに見た光景。多分どこかの店頭で柱なんかにくくりつけられていたやつが、なにかの拍子で転がってきたんだろう。なんとなく目が離せな…

節分

節分が好き。他の年中行事と比べて、資本主義に乗っ取られていないし、幸福なひとたちが浮かれるというよりも、幸福になりたいね、とか、幸福でいつづけようねといったニュアンスがある、いや、というよりも、最低でも不幸にはならないようにね、みたいなコ…

心残り

九龍ジョーが「SPADE」という雑誌に書いたエッセイ「東京で聖者になるのはたいへんだ」を読んだ。2016年11月12日から同年同月18日までの、彼の11月の7日間が書かれた文章なのだが、しかしその1週間は、高学年の「アリマ」による「圧倒的な暴力」にさらされた…

食べまくりたい

コンビニ弁当やら半額のお惣菜やらでだらしない体になってしまい、実家にいるころはそれなりに良いものを食べさせてもらって繊細に守られていた舌も今は完全にチューニングが狂ってしまった、と思っていたのだけれど、最近手づくりの料理を食べさせてもらう…

かなしみだけ覚えていたい

帰京して3週間近く経ったのに、まったくブログを書かなかった。体調が悪かったり、治ったり、遊んだり、少しだけ(ほんとうに少しだけ)働いたり、寝てばかりいたらあっというまに3週間近く経った。いろいろなことがあったし、いろいろなことがなかったけど、…

足場

朝、完璧な眠りに落ちかけたところで、ベッド脇の大きなガラス窓が乱暴に揺れて目が覚めた。窓の揺れる音と共に「すみません!すみませーん!」と大きな声もする。 1ヶ月ほど前から、このアパートは四方を鉄の足場に囲まれ、布を被された。外壁工事が行われ…

思い出したら泣けてきた。俺はマザコン。

いじめられたような思い出をさっき書いたけど、 やっぱりあれはいじめとはちょっと違うかもしれないと思えてきた。 ベランダに締め出された俺をガラス越しに観察したり、ジャンケンで示し合わせて俺をひとり負けさせた彼らは、当時それをいじめだと認識して…

顔面を蹴り上げる男 ~給食当番制反対~

人生でいちどだけ、顔面を蹴り上げられたことがある。 中学3年生。それまでゴミ袋に放り込むだけだった牛乳パックを、リサイクルのために、きれいに洗って広げて干して乾かすというルールができた。それは大して面倒なことではないのだけれど、そういう改革…

クソガキ

「少年が主人公の小説に欠けていて、少女が主人公の小説では描かれているもの、それは他者に真実を告げるか告げないかの葛藤だ」みたいな文を目にしたことがある。俺は小説をあまり読まないので真偽のほどはわからないし、そのような印象を抱くことすらでき…

毎日は手作り

模様替えをしたら案の定、鼻がつまった、眉の裏側が痛い。 きょうは5時の鐘を表参道で聞かないといけない、表参道に5時の鐘は鳴らないか……。 目覚めてからだいぶ経つ。きょうは早々に小便に行った。ベッドに戻ってきて、カーテンを少し開け、底ぬけ(天抜け?…

5時の鐘

パンツは洗いそびれてしまったから、水着を履いて寝た。半袖のTシャツに水着、羽毛の布団に包まったまま、テーブルに置きっぱなしのコップに入った麦茶を飲む。マクドナルドでもらった背の高いコカコーラのコップ。暗い部屋でベッドに溺れる。天気がわからな…

読むに値する文章

書こうと思っても書けないときはスマホで書くに限る。ということで、この文章はボロボロのスマホよりお送りいたします。 自分専用のパソコンを持ったのは上京してからのこと。専用パソコンももう2代目で、実家にいるころよりもタイピング自体は速くなったけ…

ひとりでラーメン屋に来てラーメンに集中しない女が苦手、あるいはうまいラーメン屋の見分け方について。

ラーメン屋でひとり麺をすする女性を見るのが苦手だ。もっと正確に言うと、女がロングヘアーをヘアゴムで束ねることなしにそれを非利き腕でおさえつつ麺をすすり、あまつさえ、麺をもぐもぐしながら遠くを見やってしまっている感じが、すごく苦手だ。男には…

人はすごい

俺は、ポップミュージックの自作自演家がもっともかっこいい存在だと思う。自身の歴史と感性を道具に作物をつくりあげ、それを身体ひとつで何度も何度も人前で再現するに留まらず、革新していく。同時に、活動が続くにつれておのずから更新されゆく己の歴史…

スカート

部屋の片付けをしていたら、積み重なった本の下から黒いビニールの包みが出てきた。しまった、と思う。何年か前に誤って投函された、知らない人宛の荷物。宅配業者に、あるいは本人の自宅に(彼女の住所は俺の家からそう遠くなかった)届けよう届けようと思い…

財布無くす

また財布を無くした。こないだ楽しかったディズニーランドのビッグサンダーマウンテンで無くしてから半年、また無くした。 よくモノを無くす、財布、ビニール傘、鍵、本、マフラー……。大切な日にもらったモノをまた別の大切な日に無くし、ハタチも過ぎたのに…

グッド・モーニング

今日は予定があるので早起き。絶対に目覚めたい朝は、カーテンを開けておく。朝日で目覚める。俺にとって「絶対に起きなくてはならない朝」は年に何回あるんだろう。毎日カーテンを開けておけばちゃんと起きられるじゃない、と思われるかもしれないが、朝日…

「なにがおもしろいのかぜんぜん分からない」

「なにがおもしろいのか分からないけどとにかくおもしろい」と「なにがおもしろいのかぜんぜん分からない」は、分からないのはお互いさまなのに、後者の方が偉そうにしていることが多い気がする。 「なにがおもしろいのかぜんぜん分からん」人たちは、ある対…

六本木-渋谷(10.30のハロウィンモーニング)

オールナイトで映画(『ハッピーアワー』)を観終わり、まだ暗い朝の道を、六本木から渋谷まで歩く。電車賃を少しだけ浮かせることと、ハロウィンに盛り上がる渋谷を見物することが目的だ。映画の残像を頭のなかでぐるぐるさせながら早足で歩く。 西麻布交差点…

午後の電車

しとしとと雨が降る秋の午後の改札口は出たり入ったりする人たちの数のわりに静かで、運動会の閉会式のようなけだるさがあって、ピンポーンという機械の音だけ響くのが、少し寂しくて気持ちいい。夏の頭のなかは「暑い暑い」のうだりでいつもうるさいし、冬…

霊言

「『たった1日でころころと言動が変わってしまう人とは、どんなに時間をかけても信頼関係が結べないのだな、と、とてもよく分かりました。気づくのが遅すぎましたね。もう諦めます。ありがとう』 ここまで書いたのに、送信できなかった。このメールを送った…

「他の女のとこにタワー建てにいくのね!」

けっきょく、ほとんどすべての営みは、環境のなせるわざだと思うし、どんなに体調が悪くたって、働かなくてはならないのなら、フラフラしながら家を出るはずなのだ、と、車内広告(「風邪でも、絶対に休めない あなたへ」)を見て思った。 愛子さまがずっと…

悪夢

夢をよく見る。鼻づまりが原因だと思う。十分に息が吸えてないから、苦しくて夢を見る。苦しくて見る夢はだいたい「悪夢」と呼ばれるたぐいのものだ。飛行機がおっこちたり、車が崖から転落したり、刑務所に入れられたり、日常生活を送っているのだけれど過…

人生

「9時起床、小雨。鮭を焼いて食べる。散歩。公園の東屋で読書。池の亀は折り重なる。湯豆腐。ウイスキー2杯。1時就寝」 みたいな日記を書きたいなあ~。 おれはもう何年ものあいだ「起床」というのをしっかり意識したことがない。目が覚める瞬間を捉えたのは…

書けるようになりたいから書く

一ヶ月が経ってようやく書けた。でも、まだなんにも書いていないような気もする。結局、そのものについてはまだまだ書けないんだろう。このままだと、いつか書けるようになるそのときは多分、いろんな気持ちをあえて捨象して体裁よく書くか、いろんな気持ち…

手癖

夏と変わらない格好で玄関を出ると肌寒かった。アパートのエントランスを出ると、日が肌に当たる。突き刺す日差しではなく、あたかかく包みこむような光だ。軽い風が肌を撫ぜる。光と風の混ざる季節がやってきた。秋だ。 クロネコヤマトの緑の台車が家の前の…

ホームラン

5打数4安打3打点。小学6年生の遠足、青々とした芝生のうえ、クラス対抗で戦った野球大会での、おれのバッティング成績だ。こんな数字をおれが忘れないのは、5、4、3という並びの良さのせいもあるだろうが、それだけ打ちまくって活躍できたことが嬉しかったか…

断片的に

一人称が定まらない。 どの代名詞を自分に当てはめるか決まってはじめて、自分のことがわかるようになるのか、それとも、自分のことがよくわかるから、一人称が決められるのか、その辺のことはよくわからない。 そもそも、人が一人称を使う理由はなんだろう…

黒子ちゃん

ペットボトルから水を飲みながら、急いでエスカレーターを歩いていたら、右足のサンダルの先がステップに引っかかって、つんのめった。右手にペットボトルを持ち口にあてて東京のエスカレーターを歩いていたおれは、体を右手で支える代わりに、右胸を手すり…

外濠-神田川(御茶ノ水付近まで)

市ヶ谷駅近くから飯田橋辺りまでの外濠が好きだ。電車は、外濠の東側を水面とさほど離れていない高さで走る。昼間の車窓からは、釣堀に糸を垂らす人々や水際のテラスが見え、夜になると、対岸の街明かりが水面に揺らめく。対岸を歩いて、走る電車と外濠を眺…

趣味

すべてをゆだねてしまえたらどんなにラクか、と思いながらも、そんなことはできない。母が買ってきた派手なトランクスを履かずに捨ててしまった中学生の頃からわかりきってることだ。 けっきょく、おれにも「趣味」のようなものがある。何かに触れたとき、そ…

痛み

なんだかずっと気分がすぐれない。 それは、このごろ虫歯に悩まされてて、昨日かかった「人生初」の歯医者にいきなり親知らずを抜かれ、治療後に襲ってくる痛みと違和感のせいであり、そして、自分の生き方のふらふら具合に若干嫌気がさしているからでもある…

すいかは祭り

すいかも食べてないのに梨の季節がやってくるのかあ〜 — らさ (@massarassa) 2016年8月19日 すいかも梨も、りんごでさえも、味としてしか感じてない。実物を味わっていない。 — らさ (@massarassa) 2016年8月19日 @massarassa じゃあスイカの感想で4000字く…

キューユー

「おまえが前にかかった病気と似たようなの、俺も患った」と慌てたようすでLINEしてきた旧友と、メッセージを数往復させたのだけれど、とつぜん既読も付かなくなったので、1週間後LINEしたら、既読無視に状態が変わったのでまあ良しとしている。 僕は彼と大…

出し入れ

入ってくるものがないと、出したくなることもない。 さいきん、映画見たり本読んだり(一応)完成されたものに触れる機会が極端に減っているから、ブログを書く気にぜんぜんなれなかった。そのいっぽうで、人間関係という、続く限りは永遠に完成しない(はじ…

ひとりきり

きょう。 人身事故で電車が遅れる。「死ねよ」と小声で呟いたあと、もうその人は死んだのかもしれないと思う。 ものすごい寝坊して夕方の約束時間に90分も遅れてしまったのに、彼らはぜんぜん顔を歪ませなかった。頭が上がらない。仙人は自転車の上で笑う。 …

わからないまま

「運転手さん、人が倒れました」という女性の声を合図に、多くの人を乗せたバスはゆっくりと停車する。バスの中央部に、目を閉じて口から泡を吹き、手足を小刻みに震わせている男がいる。人を掻き分け歩み寄った運転手が男に声をかけるが、応答はない。運転…

お金②

人と寝食を共にするのは2泊3日が限界……。 俺はいびきがとてもうるさくて、彼に迷惑をかけてしまう。そのことをとても申し訳なく思う。彼は睡眠不足となり、俺は申し訳なさで心が重たくなる。 マイルームルールを知らない彼は、俺の生活を乱す。とはいえ、そ…

ドアの話

そのATMはとても狭くて、ドアを押し開いて入っても、ドアと垂直に接している面の壁にすり寄らないとドアを閉められないほどだ。防犯の観点から見れば、人ひとり入るのがやっとというATMルーム(?)の広さは良いと思う。悪いひとが押し入ろうとしても、彼が入…

がっかり

ちょっと前、旧友と近況を報告しあったときに、「オマエにはがっかりしたよ」と言われた。 学生のころから無職時代まで、俺の孤独はその旧友によって埋められていると言っても過言じゃなかった。だから、彼が去りそのとき俺は徹底的に孤独になるのが道理だっ…

遺言

故人のことを思い出す日に、門をくぐってやってきた人たち。そのうちの何人か。自分たちの近況を雄弁に語ってくれた方々。遺族はみな人見知りぎみだから、そんなに親しくない弔問客は、沈黙を嫌って気を遣ってか、たくさん喋る。 なんかの木箱を家の倉庫でひ…

実家

実家から歩いて10分ちょっとのコンビニに向かって歩を進めてたら、しとしと雨が降りはじめて、30秒後には全身びしょびしょに濡れてしまっていた。街灯のない真っ暗の農道に雨宿りできる場所はないけれど、どうせすぐに行きすぎるスコールだったし、夜のコン…

ちんぽこ

「オマエちんこでかいもんな」 どういう話の流れでそう言われたのかぜんぜん覚えていないけど、言われた瞬間から酔っぱらいの記憶は鮮明になっている。なんで君らは俺のちんぽこを知っているんだ! 高校以来の付き合いな友人たちとは温泉に入ったこともない…

サブマリン幼女

先日、宅飲みをした際、女の肩を揉むという僥倖に俺はめぐりあった。会場となった青い部屋の主から借りたTシャツを着た女の肩を、そのTシャツに毛玉ができてもひたすらに揉み続ける2時間弱。スケベな気持ちにはならなかったのか、と聞かれればそりゃあ少しは…

余裕  ―障害者殺傷事件によせて

テレビは相模原の障害者施設で起こった大量殺人事件を、まったく身勝手な、英雄気取りの、歪んだ自己愛の持ち主が引き起こした、惨劇として取り上げている。到底理解できない男による凶行。亡くなった幾人もの犠牲者たちは「遺族の感情と要望に配慮」したう…

尿意

まだカーテン開けてない、というか起きてからずーっと横たわってるけど、今日がいい天気っぽいのはわかる。幼いころは起きたらすぐおしっこしてたのに、図体だけは大人になってからというもの、目覚めから何時間も小便にいかないことがザラだ。宵越しの小便…

お金

外着を着たまま電気はつけっぱなし、コンタクトレンズは入れたまま歯も磨かずに眠ってしまう日が続いている。さいきんの昼夜逆転生活を思えば、日の沈んでいるうちに眠気が来るのは明らかに良いことなんだけど、朝日じゃなくって蛍光灯に目を覚まされる丑三…