ひとつ恋でもしてみようか

いつも同じようなことを言っている

紀州犬と冷蔵庫のなかの無線

Twitterアプリを削除して2週間くらいになる。Google Chromeでツイッターを見ることもあるので、タイムラインを一切確認してないわけではないのだけれど、心の安定にとてもよい気がしている。 Twitterを見ない代わりに、テレビのワイドショーをよく見るように…

怒りに疲れてTwitterアプリを消した

ツイッターアプリを消した。他人の怒りを感じつづけることに疲れ、彼らと同じように怒れない自分を自覚してむやみに落ち込むことにうんざりしてしまったから。アプリを消すとツイッターへのアクセスは断然減る。 昨年末、宇多田ヒカル「あなた」の歌詞に痺れ…

Eテレ「猫も、杓子も」を見た

昨日テレビを見ていたら偶然「猫も、杓子も」という猫番組に出くわした。 “ネコメンタリー”を標榜するその番組は、作家と猫の暮らしを映し、それに飼い主である作家が文章を添えるというドキュメンタリー。 僕が見たその回は、小説家の吉田修一と、その飼い…

ライターに向いてないのか、仕事全般ムリなのか

ここ数日なんだか気分が上がらないな、と思っていたら、原稿が3つあるからだった。どれも取材自体は楽しかったり興味深かったりしたんだけど、テープ起こしをして、文章にまとめるっていう行為に対して、すごく腰が重い。テープ起こしを外注できたら少しはマ…

ブログを止めるな!

取材を終えて、南青山を円山町へ向けて歩く。どこかの銭湯にひょいと入って30分以上かかる道のりで流れた汗を流したい、水風呂にざぶんと入りたい、人目を盗んで冷や水に頭のてっぺんまで浸かりたい。でも、今日は久々に映画を見に行くので、ぐっとこらえた…

大森靖子さんにインタビューしました

今日7月11日にアルバム『クソカワPARTY』をリリースした大森靖子さんにインタビューしました。 大森靖子、NEW ALBUM『クソカワPARTY』リリース・インタビュー。「このアルバムで“大森靖子”は死に、再生する。」 – DE COLUM 大森さんの話す言葉ってほとんど全…

昔はもっと濡れていた

水に濡れた思い出は多い。 小学生のころの春の遠足では毎年川や池に落ちてずぶ濡れになるというジンクスがあった。5年生のとき「今年こそ濡れてたまるか」と思っていたのに、公園の池にかかる橋から水筒を落としてしまい、足で挟んで回収しようと発想したぼ…

初夏にして君を想う

生まれてはじめて日射しを浴びた赤ん坊はつむっていたまぶたにシワを寄せる。総合病院のロビーは4階までの吹き抜けだ。天窓から差し込む正午の光が胸元に抱く赤子に当たらないように、僕は腰を曲げて日差しを遮ってやる。これからこの子を妻のもとへ連れてい…

小沢健二「春の空気に虹をかけ」雑感。見ること見られること

小沢健二のツアー「春の空気に虹をかけ」は初日の国際フォーラムと日本武道館1日目に行った。 国際フォーラムのあと、同じ会場にいたという友人と話す機会があって彼は「国際フォーラム良かったけれども『魔法的』のほうが何回も見に行きたいツアーだったよ…

はまちはらみ

さいきん昼夜逆転気味だったこともあって、昼過ぎまで寝た。それまで一度も目を覚まさなかった。妻も低気圧にやられてか体調が優れないようで、同じタイミングで目覚めた。もう臨月だ。 起き出してすぐ、お腹か空いたという妻とコンビニへ向かう。月刊になっ…

風が強い

今年の春は風が強いように感じるが、昨秋引っ越してきたこの土地が風の通り道として優れているからそう感じるのか、それとも東京でも風は吹き荒れているのかがいまひとつわからない。天気予報はたしかに「風に注意」とばかり言うが、東京の風もこれくらい強…

仕事たのしいです。

ニートのころは仕事がこわかった。バイトもろくにしたことがなくて、自分には何もできないと思っていたし、人から教わるのも叱られるのもイヤだった。 でもいざ教わったり叱られたりすると、案外素直に受けいれられるし、ありがたいとすら感じる。「仕事でし…

白いブラウスとグレーパーカー

新宿のガストで昼食をとる。まだ春休みなのか、中学生くらいの子供たちが多い。 向かいのテーブルに座る女子中学生ふたり。通路側に座っていたグレーのパーカーを着た女の子がトイレに立つと、壁際のソファに座っていた品のいい女の子が見えた。真っ白のブラ…

今日

サニーデイ・サービスのライブを見に渋谷に来た。早く着きすぎたので缶ビール片手に奥渋谷に向かい、緑道に座って飲む。妻と結婚するより前、なんなら付き合ってもいないころに、ここに並んで座ったのを思い出す。 暇つぶしにグーグルマップで現在地周辺を見…

われわれは妊娠している

われわれは妊娠している。 妻のお腹のなかに胎児がいる。去年9月にわかった。入籍は11月。そう書くと「授かり婚なの?」と思われるかもしれないけど、入籍は11月と以前より決めていたので、妊娠がわかったから結婚を決めたわけではないと最初に言っておきま…

行けなかったライブのこと

ぼくにとって銀杏BOYZ、ゴイステの曲は、峯田が歌うものじゃなくて、ぼくらが歌うものだった。 童貞ソー・ヤング、もしも君が泣くならば、星に願いを、駆け抜けて性春、グレープフルーツ・ムーン、援助交際、夢で逢えたら、銀河鉄道の夜、惑星基地ベオウルフ…

住所変更、銭湯、図書館。

転居から4ヶ月くらい経ってようやく運転免許証の住所変更をした。 住所変更するために現住所の確認できる書類が必要だということで、役所に行った。ちょうどマイナンバーカードを失くしていたので、再発行してもらうことにした。最近いろんな企業からマイナ…

東京と今日とおれ

今日はひとつインタビューがあったので、帰ってきてそれを原稿にしてみる。まずは録音を聞かず、残っている記憶と書き散らしたメモを元にさらっと書いてみる。明日起きたら音源を聞きながら言葉をプラスし、インタビュイーの言葉のニュアンスを調整すればい…

「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を聴く

深夜、遠くに踏切の音聞こえる。妻の寝息、猫の毛づくろう音、そしてフリック入力する指が布団カバーを擦る。 仕事に慣れていないから、少し働いただけですぐに心が荒んでしまう。でも、書く仕事をさせてもらって初めて気づけたいいことがある、おれは書くこ…

ここ1ヶ月で見た映画

『勝手にふるえてろ』がとてもおもしろかった。そこまで期待してなかったけど、松岡茉優の独白、どこまでいってもモノローグだった世界を、それでも悲痛に終始せずユーモアたっぷりに描いた上で、しっかりラストで落とし前もつけてくれる最高にエモーショナ…

みんな、あまりにも生きている。

みんなあまりにも人間すぎる。道ですれ違う人、電車で隣あった人、コンビニの店員、取材で知り合った人、みんな生きすぎている。 ツイッター、水曜日のダウンタウン、ドキュメント72時間、そういうのに少し疲れてきた。ひとりひとり、もっと無個性でいいんじ…

寝顔

寝顔のない人間はいない。そのことを頭では分かっているのだが、おれは人の寝顔を思い浮かべることができない。安倍首相がどんな寝顔をつくるのか、何を着て寝ているのか、昭恵と同じベッドで寝ているのかどうか、見当もつかないのはまあ無理はないとしても…

節分は来年もくる

恵方巻き食べた。妻は恵方巻きに熱心ではない。おれはとても好きなので、スーパーで買った。 昼過ぎ、おやつ代わりに恵方巻きを食べた。おれの足の長さくらいあった太巻きを半分に切って、南南東を向いて一口食べた。自宅のリビングで南南東というと、ソファ…

空洞

猫のエサ、パッケージを見たら「愛猫用」と書かれていて、もしこいつを愛せなくなったら、このエサやれないんだなと思った。 冬、はやく終わらねえかな。電気代はかかるし、気持ちはくさくさするし、冬の服が足りてないから。春が来たら海辺に座りたい。そう…

隣の部屋に住む夫婦

隣の部屋に住む男は、いつも23時過ぎに帰ってくる。2階建ての木造アパートは、彼の帰宅を明瞭に知らせる。 男の妻は、晴れた日の朝、きちんと洗濯物を干している。ぼくらが彼女よりもはやく洗濯物を干せたことはない。一度だけ、洗濯物を干し終えた彼女が部…

見てるから

坂元裕二脚本の『Mother』を今さらながら見ました。芦田愛菜と田中裕子凄まじかった……。 松雪泰子が逮捕されたところで「こんなだったかな、少し小さくなった」と手を握りながら言われた田中裕子が「あなたが大きくなったのよ」と返すところの横顔クローズア…

食べ終わったらすぐ食器洗いした方がいい

夫婦のあいだで、食器洗いはぼくの担当だ。妻が夕飯を作ってくれた日も、ぼくが作った日も、基本的にはぼくが食器を洗う。料理が下手なぼくが、少しでも家事に貢献したいと思ったら、慣習化した。 たまたま3日連続でぼくが夕飯を作った、とは言ってもカレー…

推すということ 「リトル・ミス・サンシャイン』と『マジカル肉じゃがファミリーツアー』を見て思ったこと

『リトル・ミス・サンシャイン』を見た。ミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」の予選を通過した少女オリーヴを、決勝大会が開かれるカリフォルニア州のとあるホテルに送り届ける家族のロードムービー。この旅を通して、バラバラだった家族の気持ちは少し…

大森靖子「MUTEKI弾語りツアー」ファイナルin中野サンプラザ 〜頭で考えるよりも先に撃ちこんだ雑感〜

大森靖子「MUTEKI弾語りツアー」のファイナル公演に行った。個人的には約3年ぶりの中野サンプラザ、前回は大森靖子のファーストアルバム『洗脳』ツアーのファイナルだった。 今日のMCでも言ってたけど、大森さんはあのとき妊娠を隠してライブをしていた。そ…

美しいぼく

ぼくはずっと不幸を知りたかったのだと思う。だからニートになったのだろう。でも、それが偽りの不幸だとしても、アナグラにいちど落ちると、這い上がるのはなかなか難しい。そこは暗くて孤独でつらかった。ぼくはたまたま書くことで誰かと繋がれて、その先…